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医療のこと

診療技術

「偽痛風」それは皮膚科じゃないですよという病気①

今の病院は土地柄なのか総合受付に問題があるのか、整形外科疾患の患者がたくさん皮膚科に案内されてくる。 これが結構厄介で、ある程度他科疾患を知っておかなければ対応が難しい。 今回皮膚科の教科書には載っていないが、皮膚科を受...
医学書

持ってる教科書系統別・学生タイプ診断

学生実習を受け持つと、色々な学生を相手にすることになる。 びっくりするくらい知識がある人もいれば、これは国試落ちるだろうなというような人まで様々。 持ってくる教科書も様々である。 今回は臨床実習の教...
診療技術

【永久保存版】皮膚科医が『市販の保湿剤リスト』を作成した!

前回保湿剤、スキンケアの重要性についてまとめた。 しかし今後保湿剤は保険から外されてしまう可能性もある。 ではヒルドイドが保険で使えなくなった場合、どういう保湿剤を使うのがよいだろうか。 皮...
診療技術

保湿剤の有効性とエビデンスをまとめる【ヒルドイドバッシングより】

少し前に保湿剤ヒルドイドのバッシングがあった。 美容目的で保険適応外の使用が行われているという報道である。 アトピー性皮膚炎などによる皮膚乾燥の治療薬として処方されている医療用保湿剤「ヒルドイド」(ヘパリン類似物質)を、女性...
医療情勢

ジブリ第3の男・高畑勲を描く 「夢と狂気の王国」ジブリレビュー番外編②

「夢と狂気の王国」はジブリの制作現場を取材したドキュメンタリー映画。 ちょうど「風立ちぬ」と「かぐや姫の物語」を制作していたときに当たる。 いままでもジブリのドキュメンタリーはたくさん出ているが、この映画...
医学書

厳選!皮膚科のおすすめ教科書15選【コメディカル、医学生、研修医から専門医まで】

皮膚科の勉強をしようと思って教科書を探してみても、良い本を見つけるのは意外に難しい。 症例写真が重視されるので、文章は無機質な羅列になりがち。 写真はきれいだけど内容はショボいという本も多く、読み物として面白い教科書は少...
医学書

誰も教えてくれなかった診断学【皮膚科医のオススメ教科書⑩】

今回はあまり皮膚科になじみのない教科書を紹介する。 最初に「誰も教えてくれなかった診断学」を読んだときは衝撃を受けた。 診断学には興味があって色々な本を読んだが、症状別に鑑別診断が列挙してあるだけのものが...
診療技術

蜂窩織炎のガイドライン(IDSA)を読む【NSAIDsを使うエビデンス】

蜂窩織炎はよく遭遇する疾患だが、治療法についてしっかり習った記憶がない。 勉強するためにはガイドラインをみることになるが、日本には蜂窩織炎のガイドラインが存在しない。 そのため海外のガイドライン( Infectious ...
医学書

疣贅のみかた治療のしかた【皮膚科医のオススメ教科書⑨】

イボ(尋常性疣贅)は外来患者の中でもそれなりの割合をしめているので重要である。 (皮膚の病気は何種類あるのか) しかし根本的な治療法がないことが問題になる。 治らないイボは何をやっても治らない。しか...
診療技術

気合で治すイボの話【信じるものは救われる?】

「病気は気合で治す」なんて医者が言ったら笑われるだろう。 しかし実際の臨床現場では、意外にも気合が大事になることもある。 精神科医、春日武彦先生の著書に「気合で治す」ことについての記載がある。 ...
医学書

診療所で診る皮膚疾患【皮膚科医のオススメ教科書⑧】

皮膚科医のおすすめ教科書を紹介するシリーズ第8回目。 今回紹介するのは皮膚科治療の教科書。 治療の教科書として一番初心者向けでわかりやすいと思うのが、中村健一先生の「診療所で診る皮膚疾患」である。 ...
診療技術

皮膚科の名医になるための3つの条件

医師になったからには名医を目指したいと誰もが思うはずである。 しかし、難しい病気をひと目で診断できる皮膚科医が名医というわけでもない。 診断は難しくても治療は大差がないからだ。 そのため皮膚科で「名医の判断基準」を...
診療技術

皮膚科患者の薬の使用率は実際どれくらい?【アドヒアランス】

皮膚科ではちゃんと薬を使っていない患者が多い印象があり、それがドクターショッピングの原因にもなっている。 実際自分が軟膏を塗るときも毎日は塗らないことが多い…。 その印象が正しいのか、「患者がホントに薬を使ってい...
医学書

毎日診ている皮膚真菌症【皮膚科医のオススメ教科書⑦】

皮膚科の患者は湿疹と水虫(白癬)だけで50%を占める。 関連記事>>皮膚の病気は何種類あるのか 白癬と湿疹を鑑別できれば皮膚科の50%をカバーできるということなので、白癬はとても重要な疾患であ...
診療技術

ピンチの時ほど笑顔が大事 【書評】「この世でいちばん大事な「カネ」の話」西原理恵子

漫画家で、高須クリニックの高須院長の嫁でもある西原理恵子の自伝を読んだので紹介する。 この世でいちばん大事な「カネ」の話 貧乏だった幼少時代。 父親は事故死、新しい父親は自殺。上京し漫画家になったものの、麻...
医学書

褥瘡外用療法のキホン【皮膚科医のオススメ教科書⑥】

外用薬を使う状況は2つ。 湿疹などの炎症性皮膚疾患 潰瘍などの創傷 今回は潰瘍などの創傷治療についてのおすすめ教科書「外用薬の特性に基づいた褥瘡外用療法のキホン」を紹介する。 炎症...
診療技術

「外用薬混合の可否」を皮膚科医が解説する【メリット・デメリット】

皮膚科医の85%が軟膏を混合して処方しているという。 でも外用薬を混合することに対しては、配合変化や細菌汚染などの問題から否定的な意見も多い。 皮膚科のお医者さんは、なんで塗り薬を混ぜたがるのだろう? オリジナルのレシ...
医学書

ここがツボ!患者に伝える皮膚外用剤の使い方【皮膚科医のオススメ教科書⑤】

皮膚科医なら基本になるのが外用薬の知識。 外用薬を使う状況は大きく2つに分けられる。 湿疹などの炎症性皮膚疾患 潰瘍などの創傷 それぞれについて、おすすめ教科書を紹介する。 まず今回...
医療情勢

治療法がない病気をどうみるか 【医学書評】「治らない」時代の医療者心得帳

「患者を救うことが生きがい」なんて言ってる医者をたまに見かけるが、多少胡散臭く感じてしまう。 自分が研修医になって最初に思い知ったのは、必ずしも救える患者ばかりではないということだった。 【関連】研修医のときに知った理想...
医療情勢

【100記事到達】ブログ人気記事10選を公開

ブログ記事がついに100記事に到達した。到達まで8か月。 今回はGoogleアナリティクスを使って、いままでの記事のアクセス数ランキングを調べてみた。 ランキングと各記事のコメントを紹介する。 10位 皮膚科患者にドク...
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