疣贅のみかた治療のしかた【皮膚科医のオススメ教科書⑨】

この記事が気に入ったらシェア

イボ(尋常性疣贅)は外来患者の中でもそれなりの割合をしめているので重要である。

イボ患者の割合

皮膚の病気は何種類あるのか

しかし根本的な治療法がないことが問題になる。

治らないイボは何をやっても治らない。しかし色々な手を使って何とか治療したい。

そういうときに役に立つのが、イボ博士江川清文先生の「疣贅のみかた治療のしかた」である。

▼前回の記事▼

診療所で診る皮膚疾患【皮膚科医のオススメ教科書⑧】
皮膚科医のおすすめ教科書を紹介するシリーズ8回目。 ▼前回の記事▼ 皮膚科の治療の教科書として一...
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

「疣贅のみかた治療のしかた」の書評

2005年に「カラーアトラス疣贅治療考」というのが出版されていて、これまではそちらが決定版だった。

しかし2017年にさらにパワーアップした「疣贅のみかた治療のしかた」が出版された。

「カラーアトラス疣贅治療考」もかなり詳細な教科書だったが、2つを比べてみると「疣贅のみかた治療のしかた」の方が写真がきれいでレイアウトもよくなっている。

(前著で記載されていた「みずいぼ」については今回書かれていないことだけが欠点。)

イボだけで300ページ以上の大著である。様々な治療法が具体的に写真で解説されているので分かりやすい。

決定的な治療法がない中で、いろいろな治療法をためしてみるというのが基本的な方針になるので役に立つ教科書である。

数種の治療方法で、適宜変更しながら治療することが現在では最も良い方法である。

(日本皮膚科学会雑誌95(9)p985 1985)

少しでも治らないとすぐに病院に紹介される開業医の先生もいる。

良い紹介と悪い紹介から、紹介状の書き方を考える
開業医からの紹介患者を診ることが市中病院の医師の仕事である。 クリニックからたくさんの紹介を受けてきたので、どんな患者...

病院でも特に変わった治療法があるわけではないが、紹介されても悩まないように読んでおく必要があると思う。

つづく

診療所で診る皮膚疾患【皮膚科医のオススメ教科書⑧】
皮膚科医のおすすめ教科書を紹介するシリーズ8回目。 ▼前回の記事▼ 皮膚科の治療の教科書として一...

▼イボの治療についてはこちらも▼

暗示療法で治すイボの話【信じるものは救われる?】
「暗示療法」と聞くと何だかカルトな印象を受ける。 しかし「暗示療法」は皮膚科の診療現場では、教科書にも記載されている、れっきと...

あわせて読みたい

>>【学生、研修医から専門医まで】厳選!皮膚科のおすすめ教科書10選

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

この記事が気に入ったらシェア

地方の皮膚科医をフォロー

ブログランキング

▼ブログランキング▼

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ