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医療のこと

診療技術

ドラゴンボールから学ぶ尤度比【中級者のための皮疹のみかた②】

前回のつづき 前回解説したのは診断推論の最初のプロセス。 患者の訴えから適切な鑑別診断のリストを選択することを「カードを引く」と例えた。 今回はカードを引いた後の診断プロセスについて...
診療技術

診断推論を皮膚科に応用してみる【中級者のための皮疹のみかた①】

以前初心者のために皮膚科診断学の記事を書いた。 今回はさらに進んだ中級者向けの皮膚科診断の話。 内科診断学には診断推論という考え方が存在する。 診断推論とは、患者の訴えを聞いたあと鑑別診断を始めるま...
診療技術

薬疹ですか?と聞かれたらー初心者のための薬疹講座

今回は薬疹の話。 「薬疹でしょうか?」という質問を受けることがよくある。 薬疹はありとあらゆる皮膚症状を起こす。 つまりすべての皮疹に薬疹の可能性があるということだ。 質問の答えは「わかりません」であ...
診療技術

医者として停滞しないための勉強法

ずっと外来診療を続けているとマンネリ化してしまうこともある。 そのまま漫然と過ごしていれば成長が止まってしまうような気がして焦ってしまう。 最近、一流料理人の本を読んでいると「日々の作業がルーチンワークにならない...
診療技術

初心者のための皮疹のみかた-応用編②

前回の記事のつづき。 (まず最初に基礎編の記事を読んでください>>初心者のための皮疹の見かた「基礎編」) 今回は真皮の病変について。 初心者向けに簡略化したものなので、上級者が読むと違った意見が...
診療技術

原因不明の中毒疹って多くないですか?【多形慢性痒疹について】

総合病院で診療していると、こんな患者が多いのではないか。 症状は全身の紅斑と強い痒み。 色々な検査を行うが原因は不明。 皮膚生検を行っても、非特異的所見のみ。 よくわからないので、とり...
医学書

小外科・小手術の教科書7選 皮膚科医のオススメ教科書⑲

皮膚科ではちょっとした外傷や小手術など、縫合技術が欠かせない。 しかし小外科処置についてしっかり教えてもらえることは少なかった。 そのため仕方なく独学で勉強する必要があり、色々な教科書を買って勉強した。 今回は今ま...
診療技術

ガイドラインの賢い使いかた

現在、世の中にはたくさんの診療ガイドラインが存在する。 皮膚疾患のガイドラインも次々にリリースされている。 我々はこれらのガイドラインとどう付き合っていけばよいのか。 今回はガイドラインの使い方につ...
診療技術

水虫はどうやってうつるのか?予防法はあるのか?

我々の生活に密着した病気、水虫。 どうして水虫になるのか。どこで伝染るのか。 これらはよく聞かれる質問である。 またどうやって予防すればいいのかも気になるところだろう。 今回は水虫についてまとめてみる。 ...
診療技術

不定愁訴をみるために必要なこと【医学書評】仮病の見抜きかた

小説形式という奇抜な医学書「仮病の見抜きかた」を読んだ。 以前紹介した「ニッチなディジーズ」を書いた國松淳和先生の著書である。 総合診療科の醍醐味は、一見不定愁訴に見える身体疾患を見つけ出すことだと思う。...
診療技術

Twitter医学ツイートのまとめ

Twitterで発信している医学ツイート(>> Twitterはこちら) の中から反響のあったものをまとめました。 別のサイトにも分野別、解説コメントつきでまとめています>>皮膚科ガイドブック ...
診療技術

初心者のための皮疹の見かたー応用編①

前回の記事のつづき。 (まず最初に基礎編の記事を読んでください>>初心者のための皮疹の見かた「基礎編」) 今回は表皮に変化がある病変について解説する。 初心者向けに簡略化したものなので、上級者が...
医療情勢

皮膚科で遠隔診療は可能なのかを考えた

最近話題の遠隔診療。 現行の遠隔診療の法律は、3か月に1回以上対面診療が必要ということで、使い勝手はかなり悪い。 初診算定は不可、初診から6カ月は算定不可、連月算定2カ月限度、再診患者の1割以下と「制約」がつけられた。 ...
診療技術

「負けるが勝ち」精神科医より学ぶクレーマーの対応法

診療をしていると理不尽なクレームに遭遇することもある。 いきなり喧嘩腰。何を言ってもキレる。診察後はしっかり病院にクレーム。 その一人のせいで外来診療が嫌になる。 最近、客を選べない仕事が不人気になってきて...
診療技術

【皮膚科医が解説!】褥瘡・潰瘍治療の外用薬の使い方

褥瘡、潰瘍治療に用いられる外用薬はたくさんあるが、多すぎてわかりにくいことも多い。 理解のコツは外用薬を3種類に分けること。 水溶性基剤 乳剤性基剤 油脂性基剤 今回はこれらの使い分...
診療技術

「おへそが腫れた」それは皮膚科じゃないですよという病気⑤

「おへそが腫れた」といって皮膚科を受診する患者がいる。 これには注意が必要である。 臍の腫瘤性病変について調べた論文がある。 臍の腫瘤性病変の原因疾患 子宮内膜症:27% 転移性癌:23% 粉瘤:...
医学書

皮膚科のオススメ教科書のまとめ(番外編)

以前皮膚科のオススメ教科書を15冊紹介した。 しかしこれら以外にもよい教科書はたくさんある。 そこで今回は15選では紹介できなかったオススメ教科書をまとめてみた。 分野別アトラス ...
診療技術

患者の心をつかむ演出力「診療中でも笑顔が大事」

「医療」という商品の価値には2つの側面がある。 病気を治すという確実な医療の要素 サービスをしてほしいという、サービス業本来の要素 特にクリニックを開業するとなると、サービス業の要素が重要になる...
医学書

こんな教科書がほしい――皮膚科以外のオススメ教科書

ある程度臨床経験を積んでくると、教科書やガイドラインに書かれていない疑問にぶつかることが多々ある。 そんな時に頼りになる医学書が欲しいが、なかなか見つからない。 自分は時々趣味(?)で皮膚科以外の医学書を読むこと...
診療技術

皮膚科関連ガイドラインのまとめ&レビュー③

最近はガイドラインがたくさんリリースされている。 治療の参考にできる情報が増えるのはよいことだが、多すぎてとてもカバーしきれない。 しかしガイドラインは専門医試験でも出題されるので、把握しておく必要がある。 【関連...
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