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大学で出世するためのキャリアパス「若手医師のためのキャリアパス論」

 

医者の働き方は主に勤務医と開業医の2つに分けられる。

(フリー非常勤や副業医師という亜流もあるが。)

開業せずに勤務医として仕事を続けていくためには、大学で出世するか市中病院の部長になるかのどちらかになる。

 

医師のキャリアパス

  1. 大学出世コース
  2. 市中病院部長コース
  3. 開業医コース

 

大学で出世を目指すキャリアの参考になりそうな本が「若手医師のためのキャリアパス論」である。

若い医師に本当に必要なのは、多くの人に共通する法則を教えられるキャリアパス論です。こういう視点から書かれた医者のキャリアパス論を扱う書籍は本書が初めてだと考えています。

 

「多くの人に共通する法則」と書かれているが、あくまでもキャリアパスの一つであることに注意が必要である。

しかし「キャリアを成功させるためにはキャリアパスをよく考えるべきだ」というのは正しい主張だと思う。

ただ単に「頑張る」だけでは人生に大きな結果は得られません。

自分のキャリアデザインがうまくいったのは早い段階でキャリアパスをよく考えてきたためだと思います。

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大学で出世するためのキャリアパス

 

著者の先生はてんかんセンターで働く小児てんかん専門医。

「全国から難知てんかん患者が集まる専門病院で臨床能力を存分に発揮するとともに、多くの研究業績もあり、多数の講演依頼を受ける小児神経疾患界で有名な存在」とのこと。

 

そのキャリアは

てんかん専門医取得

てんかんの研究で博士号取得

留学してんかんの研究

てんかんセンターで働く

とステレオタイプの出世コースである。

 

この本で大事だと書かれているのは

 

  1. Specialistを目指せ
  2. 肩書きにこだわれ

 

という2点。

 

1.Specialistを目指せ

 

目指すべきは「自分にしかできない特別な能力をもち、その能力が社会に必要とされる」医師だそうだ。

小児科のてんかん専門医は日本に250人ほどです。

僕のところには他の病院で治療がうまくいかないてんかんの子どもがたくさんやってきます。

自分だけにしか治せない病気の患者さんがいて、患者さんからも他の医師からも頼りにしていただいていると思うと、とてもやりがいがあります。

 

何かひとつの専門分野を決めて突き詰めることで「特別な医師」として患者、他の医師から頼られる存在になれる。ついでに出世もできる。

そのようなスペシャリストになることが重要らしい。

逆に言うとジェネラリストでは出世は難しい。

>>【診療科の選び方】総合診療科について皮膚科医が思うこと

 

2.肩書きにこだわれ

 

大きな仕事をするためには肩書きが必要になることが多いそうだ。

立派な先生であっても、他人に認めてもらえないことは多々あります。なぜならそれらの能力は親しい周りの人以外にはよくわからないからです。

悲しいけれど、専門医、博士号、留学経験などのわかりやすい肩書きがあってこそ、人はあなたの能力に興味をもち認めてくれる。

 

肩書きを得る努力をすることがスペシャリストになるための最短ルート。

若いうちは貪欲に肩書きを得る努力をしましょう。

肩書きがあればさまざまな仕事が舞い込みます。そうすればより大きな仕事ができます。

 

最低限必要な肩書きは3つだという。

 

  1. 専門医
  2. 学位
  3. 留学歴

 

専門医を取り、大学院で研究を行い留学をする。特に留学経験が最強の肩書きになる。

とりあえず留学を目標にするのがわかりやすいキャリアパスである。

海外留学をしたということは、専門分野において日本でもトップ層にいるということです。

海外留学歴は正に最強の肩書きということになります。

 

また博士号のために研究をすることで副次的に臨床能力も上がるという。

研究をして論文を何度もダメ出しされて手直しをしている間に、自分の論理性を飛躍的に磨くことができます。

大学院を終えて論理性が向上して臨床能力が大幅に改善したことを意識できました。

これには納得できる部分がある。

>>【博士号のメリット・デメリット】今の時代の医師に博士号は必要か?

 

まとめ

 

これらを愚直に信じることは危ないと思うが、キャリアの一つの選択肢として知っておくことは有用だと思う。

本流を知らないと亜流も分からない。「守・離・破」の考え方である。

その上で自分がどのキャリアパスを選ぶか考えていく必要があるだろう。

 

新しい亜流の働き方についてはこちら

>>新しい医師のキャリア「副業医師」とは何か?

>>フリーランス医師について考えてみた

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