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【ブログ開始3年のまとめ】3冊の本からブログについて考える

 

ブログを始めて3年が経過し4年目に突入した。

区切りとして、ブログのこれまでの振り返りと、これからのことについて書いてみる。

 

▼前回の記事▼

【ブログ250記事達成】ブログの制作秘話を公開!
昔、コミックのおまけでページに書かれている、マンガの裏話や制作秘話が好きだった。 あとジブリ映画の制作秘話とかドラクエの制作秘話とか、とにかくクリエイターの裏話が好きなわけである。 ブログ開始から2年半。 記事が2...

ブログのこれまで

 

ブログの目的の一つはクリニック開業のためのネット集客の勉強。

【関連】ブログを始めるきっかけになったこと

 

そのためアクセス数をモニターしてきた。

順調に伸びていたのだが、2019年9月のGoogleアップデートが直撃。全盛期の半分以下のアクセス数になってしまった。

 

いまのような医学を中心とした雑多なブログでは、もはやアクセス数を稼ぐことは難しい。

もうあきらめて趣味のブログとして続けていくことに決めた。

 

ブログのこれから

 

しかし3年もやっていると色々な着想が得られることもある。

ブログのこれからを考える上で役立った3冊のビジネス書を紹介する。

 

1. 面白い記事を書くためには

当初構想していた内容は3年間でだいたい記事にすることができた。

でももっと内容の濃いブログを書きたい。

そのためにはどうしたらよいだろうか。

 

そこで参考になりそうな本を読んだ。

 

コンサルタントの仕事で用いるのは論理的思考力である。

しかし一流になるためには、理系の論理的思考力よりも、哲学や歴史などの文系の教養の方が重要なのだという。

 

文系の教養がない人は、理数系の知識をたくさん学んだとしても知性や感性が感じられない。

よく勉強しているにもかかわらず、言うことや書くことがどうも陳腐で、知性も感性も感じられない。

こうした違いは知性の幅の広さによって生まれている。

 

これってブログ記事にも言えるんじゃないだろうか。

自分は哲学も歴史もほとんど知らないので、どうも内容が浅い気がする。

もっと教養を身につければ、より深い記事が書けるようになるのかもしれない。

 

最近ハマっているサウザーラジオが面白いのは、「ニートになる」みたいな卑近なテーマの裏に、マルクス資本論などの教養がベースにあるからだと思う。

教養が内容を深みのあるものにしている。

【関連】サウザーラジオから学ぶ「マルクス資本論」と「働きかた」

 

哲学や歴史を学び、それと日常診療を組み合わせて記事に落とし込めれば・・、なんてことを考えている。

小難しいだけの自己満ブログにならないように気を付けないといけないけど。

 

2. ポストコロナを生き抜くマーケット感覚

もう一つの観点はお金のこと。

ブログに広告を貼っていると、多少の収入が得られる。

ホントに微々たるもので、ブログの運営費用をなんとか賄えるくらいである。

(アクセス数の激減でさらに下がってしまっている・・)

 

でもこの収入があることで少し価値観が変わった気がしていた。

最近ちきりんの本を読んでこの感覚が言語化された。

 

職がみつからないと嘆く専業主婦がいる一方で、主婦スキルを活かしてYoutubeなどで稼いでいる専業主婦もいる。

この違いはスキルの差ではなく、マーケティング感覚、ビジネス感覚の有無なのだという。

 

同じように、難関資格を持っていても不安から逃げられない人がいる一方、資格がなくても安心して世の中をわたっていける人もいる。

難関資格と専門知識を持ちながら不安から逃げられない人がいる一方、「なんとでもなる」という自信とともに世の中をわたっていける人もいます。

この両者の違いが「売れるものに気がつく能力」です。

 

自分も医師免許を使った仕事をしていて、将来の不安を消すことができない。

仕事ができなくなった瞬間に収入が途絶えるからである。

 

しかしビジネス感覚があれば、「今の仕事ができなくなってもなんとかして稼げるから大丈夫」と安心して暮らすことができるだろう。

 

医者の世界の問題点は、どれだけ医学知識や技術を身につけても、ビジネスの能力が磨かれないことである。

今後の人生のためには、医学とは別の能力も磨いていく必要がある。

 

勤務医はサラリーマンなので、一定の時間働くと自動的に給与が入ってくるという立場にある。そのため商品やマーケットを意識することはない。

市場化が進んでいない分野に長くいた人は、市場でのサバイバルスキルをまったく学んでいません。

このため大きな波がやってきたときには、驚いて右往左往し、沈みゆく船にしがみつくしか術がありません。

 

一方ブログ収入は、顧客を意識して広告の配置などを試行錯誤しないといけない。

労働の対価とはまったく違った領域にある収入で、自分でお金を稼いだという感覚を強く感じることができる。

ブログで稼ぐっていうのは難しそうだが、ビジネス感覚を意識するきっかけにはなった気がする。

 

3. 動画コンテンツはどうなのか

最近新しく始めたのがYoutubeの動画コンテンツ。

正直今までは動画コンテンツのメリットがわからなかった。文章のほうが速く読めるし、内容も濃いし。

でも「教科書が読めないこどもたち」を読んで少し考えが変わった。

 

世の中には文章の読解ができない人が、かなりの数いるのだという。

確かにTwitterをやっているとクソリプを送ってくる人がいて、びっくりするくらい内容を理解できていない。

でも会話は理解できるので日常生活は問題なく送れているのだろう。そんな人も動画なら理解できる。

 

最近のYoutubeブームはそういう人たちに支えられている可能性がある。

つまり動画は文章の代替ではなくて、まったく別のターゲットにアプローチするためのメディアなのである。

これからは文章で情報を得る層と、動画で情報を得る層に二分化されていくのだろう。

さらにポストコロナ時代はwebセミナーがメインになってくる。

 

そこで動画コンテンツというものを知るためにYoutubeに参入することにした。

とりあえず10個動画を上げることを目標にしている。

 

▼Youtubeはこちら▼

derma
地方在中の皮膚科勤務医が、皮膚科のこと、その他のことについて発信するチャンネルです。

まとめ

 

同じビジネス書を読むにしても、ブログ開始前とは得られる情報量が変わっていると思う。

アクセスは下がってしまったが、ブログによって得られた知見がたくさんある。

今後も色々な試行錯誤をしていきたいと思っている。

 

4年目に突入したブログ「皮膚科医の日常と趣味とキャリア」の今後の更なる飛躍にご期待ください。

俺たちの戦いはこれからだ!

(最終回じゃないです)

 

紹介した本の一覧

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