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ギャンブルマンガ最高傑作『嘘喰い』を徹底解説&レビュー【ベストギャンブル3選】

 

個人的にはギャンブルマンガの最高傑作だと思っている「嘘喰い」。

 

なぜかあまり知名度は高くないが、各方面で評価は高い。

最近映画も公開されたので、今回は嘘喰いについて解説する。

 

嘘喰いの魅力、面白さを考察する

あらすじ

「嘘喰い」の異名を取る伝説のギャンブラー斑目貘(まだらめ ばく)が、賭博を取り仕切る秘密組織「賭郎」を乗っ取るため、ギャンブルと肉弾戦で戦う。

 

ギャンブルとバトルが、だいたい平行して行われるため、ギャンブルマンガだけど格闘マンガでもある点が特徴。

ギャンブル格闘マンガといえる。

「カイジ」と「バキ」を合わせたような作品である。

 

▼カイジのベストギャンブルはこちら▼

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注目すべきなのは格闘マンガなのに、主人公の貘に戦闘能力がまったくないところ。

肉弾戦になれば死亡確実なため、頭脳戦で戦闘を回避する戦略も本作の魅力である。

 

ギャンブルは貘の役割。

嘘喰いラビリンス

バトルは主に仲間が行う。

伽羅対ロバートK

バトルは正直あまり面白くないけど、ギャンブルはムチャクチャ面白い。

 

とりあえずはハングマンの7巻まで。

よければ迷宮のミノタウロスの14巻まで。

ハマればエアポーカーの43巻まで読んでほしい。

 

今回、嘘喰いの数多いギャンブルの中から名勝負ベスト3を紹介する。

 

ギャンブルベスト3の解説&レビュー(ネタバレなし)

 

3位:ハングマン(4巻~7巻)

貘 vs 佐田国一輝(テロリスト)

ハングマンの解説

  • ババ抜きを行う
  • 敗者のババに記載された数字と同じだけ絞首台の組み立てが行われる
  • 絞首台が完成したプレイヤーは絞首刑に処されゲーム終了となる

 

序盤の名勝負ハングマン。

ただのババ抜きだが、負けたら死ぬという無茶苦茶なルール。

ハングマンの解説の図

ババ抜き史上過去最大の迫力で、命を賭けて行われる勝負。

 

▼しりとり史上最大はノーゲームノーライフ▼

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なぜか圧倒的有利に勝負をすすめる佐田国。しかし突如異変が…。

獏対佐田国

佐田国の仕掛けたトリックと、対する貘の戦略とは。衝撃のラストに注目。

コミックで7巻まで読んだらまずハマる。

 

2位:迷宮のミノタウロス(11巻~14巻)

貘,マルコ vs 天真征一,箕輪勢一(警視庁)

ラビリンスの解説

  • 36部屋の迷宮を一人ずつ進み、早くゴールにたどり着いたプレイヤーが勝利
  • 迷路を一部屋進む度にMポイントを取得
  • プレイヤー同士が同じ部屋で出会った場合、Mポイントが高いほうが一方的に相手を攻撃できる

 

中盤の名勝負。

基本的にギャンブルとバトルは別物の嘘喰いで、唯一ギャンブル・バトルが融合したゲーム。

ラビリンス

迷宮には法則があり、法則を解くための「頭脳」と、他プレイヤーと戦闘になった場合の「強さ」両方が必要になる。

迷宮の法則を解く貘。

ミノタウロスの解説の図

マルコと箕輪の対決。圧倒的戦闘力を持つマルコだがMポイントが勝敗を分ける。

マルコ対箕輪

 

貘は戦闘になれば死亡確実なので、必ずMポイントで上回らなくてはいけないというハンディがある。

貘と天真の最終決戦。Mポイントで上回る天真だったが…。

獏対天真

そこに貘の驚くべき戦略が隠されていた。

14巻まで読んだら間違いなく「嘘喰い」のとりこ。

ただ迷宮編が面白すぎて、しばらくこれを越えられるギャンブルがなかった。

 

1位:エアポーカー(40巻~43巻)

貘 vs ヴィンセント・ラロ(犯罪組織「アイデアル」首領)

エアポーカーの解説

  • 水中で行うポーカー
  • 役が不明の5枚のカードを1枚ずつ使用
  • 酸素ボンベをチップとしてゲームを行い、チップが尽きた方が溺死し決着

 

しかし迫先生はやってくれた。終盤に最高のギャンブル・エアポーカーが登場した。

例によって負けたら死というルールで行われる水中ポーカー。

エアポーカーの図

貘は共通の敵アイデアルを倒すため、賭郎のボス切間創一と共闘する。

アイデアル首領ヴィンセント・ラロは、貘を上回る頭脳を持つ最強の敵。

 

数字が書かれたカード5枚ずつで勝負するが、どの数字がどの役なのか分からない。それを予想しながらBetを行う。

エアポーカーの解説の図

チップ(酸素)がなくなったら死亡のルールで、いきなり全チップを投入する貘。

獏対ラロ

 

そして実は裏でもう一つの戦いが行われている。

切間創一(賭郎のボス) vs 梟(ラロの協力者)

エアポーカーの解説②

  • カードを使わずに行うポーカー
  • 役作りや計算を全て頭の中で行わなければいけない
  • 貘とラロが出したカードを1分以内に役に変える

エアポーカーのルール

貘とラロの勝負は2人には知らされていないタッグマッチだった。

貘とラロのカードを、創一と梟が頭の中で役に変える。

空気を使う「エア」とトランプを使わない「エア」という2つのエアポーカーが同時に行われる頭脳戦の頂上決戦。

 

最終局面。ラロは貘の思考を読み切った。

貘の「ブラフ」と切り札「酸素の温存」を見破るラロだったが…。

エアポーカーの伏線

これまでの全ストーリーが伏線となるラストは鳥肌モノである。

エアポーカーが凄すぎて、その後の切間創一との最終決戦「ハンカチ落とし」が若干物足りなかった感もある。

 

嘘喰い解説のまとめ

 

ちなみに3位以下の順位は

 

ベストギャンブルランキング

  1. エアポーカー
  2. 迷宮のミノタウロス
  3. ハングマン
  4. バトルシップ
  5. ファラリスの雄牛
  6. ラビリンス
  7. 矛盾遊戯
  8. ハンドチョッパー
  9. コインの幅寄せゲーム
  10. 四神包囲

 

ルールが難しいので理解するのが大変だったりもするが、ギャンブル漫画好きは「嘘喰い」を読まない手はない。

未読の人は7巻のハングマンまでは読んでみて欲しい。

 

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