【インパクトファクターの目安】インパクトファクターを野球に例えて説明する[2018最新版]

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2018年の最新インパクトファクターが発表された。

インパクトファクターとは学術雑誌のレベルを測る指標である。

インパクトファクター(impact factor:IF)とは

ある学術雑誌に掲載された論文が、他の論文に平均でどの程度引用されたかを表す指数

インパクトファクターの詳細>>『Google検索とインパクトファクターの意外な関係』

「インパクトファクター5以上で一流雑誌」とか「2以下の論文は読むに値しない」とか言われたりするが、数値の高い、低いの目安というのはイマイチ分かりにくい。

そこで今回、impact factorを野球に例えたサイトが面白かったので紹介する。

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野球からみるインパクトファクターの目安

学術論文のランクを野球に例えると(一部改変)

Cell/Nature/Science ⇒満塁ホームラン

Cell/Nature/Scienceの姉妹誌 ⇒ホームラン

IF 10以上 ⇒三塁打

IF 6-10 ⇒二塁打

IF 4-6 ⇒安打

IF 3-4 ⇒ 四球

IF 2-3 ⇒エラーで出塁

IF 1-2 ⇒凡打

IF 0-1 ⇒出場機会なし

「IF2以下は価値無し」というのをよく表している。

Cell/Nature/Scienceがホームランというのも異論はないところ。

これらをインパクトファクターの最新ランキング(2018年)から考えてみる。

>>インパクト・ファクターが発表される

インパクトファクターランキング2018

IF:6以上(二塁打・三塁打)

「二塁打」「三塁打」の長打は歴史があり権威ある総合誌のPNASEMBO J.

これらはCNS(Cell、Nature、Science)に次ぐ準一流雑誌。

雑誌 IF
EMBO Journal 10.557
PNAS 9.505

IF:4-6(安打)

「安打」は中堅ジャーナル代表の名門誌であるJBC

雑誌 IF
Journal Of Biological Chemistry 4.01

IF:2-4(四球・エラーで出塁)

「四球・エラーで出塁」は論文をなんとか出版したいときにお世話になるFEBS LettersBBRC

話題のオープンジャーナルPLoS ONEは当初「安打」だったが徐々に下がって、現在はここに位置している。

雑誌 IF
FEBS Letters 2.999
PLoS ONE 2.767
BBRC 2.559

ランキングの総評

ホームランは狙わないと打てないと言われる。

ホームランの当たり損ねがヒットです(門田博光)

門田博光とは ニコニコ大辞典

しかし「ホームラン狙いは力みすぎてよくない、まずは安打を狙い長打になれば御の字」という考え方もある。

ヒットの延長がホームラン(王貞治)

76歳王の一歩足

またヒットじゃなくても、四球やエラーで出塁できればチームのためにはなるので、がっかりすることはない。

インパクトファクターの目標値は?

この目安は「研究をやるからには安打を狙いなさい」ということだと思うが、自分の三流大学では

  • 出塁しただけでも(IF:2以上)御の字
  • 安打が出れば(IF:4以上)パーティー
  • 二塁打は(IF:6以上)概ねEditor段階でreject

であった。

皮膚科雑誌のインパクトファクターランキング

二塁打→ Journal of Investigative Dermatology

安打→ British Journal of Dermatology、JAMA Dermatology、Journal of the American Academy of Dermatology

四球→ Journal of Dermatological Science

凡打→ Journal of Dermatology

安打を打つのは思ったよりもずっと難しい。

ちなみに自分の学位論文は四球。

でも苦労したので「10球以上粘って勝ち取った四球」と思いたい。

(大学院時代の思わぬトラブル>>地方の皮膚科医が大学院で学位を取得するまで

ただ自分の経験上、研究は一度はしてみるべきだと思っている。

>>【博士号のメリット・デメリット】今の時代の医師に博士号は必要か?

一流研究者には怒られるとかもしれないが、まず「とりあえず打席に立つこと(IF:1以上)」、「あわよくば出塁すること(IF:2以上)」が目標かな。

凡打(IF:1-2)で大喜びしているようではダメだろうけど(自分です…)。

つづく

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