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皮膚病理イラストレイテッド①炎症性疾患【皮膚科医のオススメ教科書③】

 

皮膚科の伝統として、病理医に頼らず「自分たちで病理診断を行う」というのがある。

だいたい週1回病理カンファレンスがあって、全員で病理所見を確認し診断する。

そのプレゼンをするのは入局したての若手の医師である。

 

皮膚病理では「海綿状態」、「棘融解」、「液状変性」など独自の所見があって、これらを覚えるのが新米皮膚科医の最初の仕事。

自分もそうだったが、よくわからずにプレゼンをして怒られることも多々あり、教科書をしっかり読んでカンファに臨む必要がある。

今回は皮膚病理のオススメ教科書「皮膚病理イラストレイテッド」を紹介する。

 

▼前回の記事▼

皮膚のトラブル解決法【皮膚科医のオススメ教科書②】
一般的な皮膚科の教科書は原発疹、続発疹の解説からはじまって、疾患の疫学、病因、病態生理などが詳細に書かれている。 ▼原発疹、続発疹から入らない皮膚のみかた▼ 皮膚疾患は種類が多いので、どうしても1...
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皮膚病理イラストレイテッドの紹介

 

病理の教科書には辞書的なものから用語解説をしているものまで色々なものがある。

まず様々な疾患を網羅した辞書的な教科書を何か一冊持っておく必要がある。

 

初心者はそれとは別にわかりやすい解説本も読んでおくとよい。

今山修平先生の「皮膚病理イラストレイテッド」は皮膚病理の用語解説本の中では一番わかりやすいと思う。

 

病理の教科書は典型像の病理写真を載せて解説していることが多いが、意外とわかりづらい。

病理の理解のコツは、まずは実際の組織写真ではなくイラストで所見を理解すること

皮膚病理イラストレイテッドの図

わかりやすいだけでなく詳しい病態の解説もあって、病態から所見を理解することができるので専門医にとっても勉強になる本である。

 

もともと皮膚科雑誌Visual dermatologyに連載されていて、自分はバックナンバーをコピーしてファイリングしていた。しかし本になったため無駄になってしまった。

自分が入局したときから出版されてたらよかったのに…。

今の若手がうらやましい。

 

つづく

膠原病教科書の定番「膠原病診療ノート」【皮膚科医のオススメ教科書④】
今回紹介するのは、膠原病の教科書では一番有名だと思う「膠原病診療ノート」。 自分が最初に買ったときは第2版だったが、今は第3版になっている。 ▼前回の記事▼ 膠原病の教科書について 膠...

 

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