岩田健太郎先生の講演に驚いた話と点滴の回数について

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この前、有名な感染症内科医である岩田健太郎先生の講演を聞いた。

岩田先生はたくさん本を書かれていて、いくつかは以前紹介したように読んだことがある。

▼岩田先生の本の書評▼

研修医には権威を示そう【医学書評】コンサルテーション・スキル
 前回の続き 基本的に皮膚科は、他科からバカにされているので肩身が狭い。 関連記事>&...

この先生の講演のすごいところは、パワーポイントなどのスライドを一切使わないところ。

スライドをほとんど使わない講演というのは今まであったが、まったく使わないというのは初めてだった。講演というよりスピーチだな。

トークだけで1時間もたせるというのは、非常に高いトーク力が要求される。

スライド棒読みでも1時間話すのは大変なのに、これをスライドなし、しかも原稿なしでやるというのは、自分には無理である。

あえてスライドなしで講演することで、トーク力を高めようとしているのだろうか。

講演内容については著書で読んだことのあるものあったが、再確認になったし、その話術にも感心した。

ところで岩田先生たちの啓蒙のお陰で感染症治療の現場はかなりよくなっていると思う。

今ではセフェム系抗菌薬の1日3回点滴は常識だが、自分が研修医のときはまだ普及していなくて、病棟看護師からの抵抗が強かった。

そのため朝夕の2回以外のイレギュラーな点滴は、全部主治医がつながなければいけないことになっていた。

毎日6時、14時、22時に点滴をつなぎに行くのは現実的に困難な場合が多く、しかたなく2回投与にすることもあった。

昔は大変な時代だった。岩田先生に感謝。

▼岩田先生の著書の書評▼

抗菌薬を学ぶためにオススメの1冊「抗菌薬の考え方、使い方」【医学書評】
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