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湿疹とかぜの診かたの共通点 医学書評「かぜ診療マニュアル」

 

かぜの診療についての評判の本を読んだ。

専門外の内容だが、序章の記載が目を引いた。

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「かぜ診療マニュアル」の感想

 

感冒症状のある患者を何も考えずにかぜと診断しても、ほとんどの場合は問題がない。

しかし数パーセントかぜでない患者が紛れ込んでいる。

「かぜをひいた」と言って一般外来に来院する患者について、何も考えずにかぜと診断してしまっても、おそらくはほとんどの場合問題ないでしょう。

ところが一定の割合(おそらく数パーセント)でかぜではない患者が紛れ込んできます。

かぜなんて誰にでも診られると思われがちですが、かぜを診られるということは、すなわちかぜ以外の疾患を見きわめられることにほかなりません。

 

これは皮膚科における「湿疹」と通じるところがある。

以前も書いたが皮膚科の患者のほとんどが湿疹なので、ステロイド軟膏を出しているだけでほとんど問題はないはずだ。

 

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これは皮膚科医でなくても簡単にできるので、内科皮膚科を標榜している開業医も多くて、多分問題なくやれている。

 

しかし湿疹に見えて湿疹ではない患者が一定の割合で紛れ込んでくる。

薬疹だったり菌状息肉症だったり、時には類天疱瘡だったり。

 

かぜについての記載は皮膚科だったらこういうふうに言えると思う。

湿疹なんて誰にでも診られると思われがちですが、湿疹を診られるということは、すなわち湿疹以外の疾患を見きわめられることにほかなりません。

 

何科でも共通することだと思うがcommon diseaseに真髄が隠されている。

自分もまだ湿疹を診られるとは言えないかな。

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