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研修医には権威を示そう【医学書評】コンサルテーション・スキル

 

 前回の続き

基本的に皮膚科は、他科からバカにされているので肩身が狭い。

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そのため、研修医の口コミを使って「皮膚科も多少はやるな」と思ってもらいたいわけである。

なかなか難しいが、岩田健太郎先生の「コンサルテーション・スキル」に参考になることが書いてあった。

医者同士のコミュニケーションについて書かれた本だが、研修医の教育についても触れられている。

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研修医に権威を示す

 

岩田健太郎先生は研修医に「権威を示す」ことが必要だと述べている。

 

指導者の教育パフォーマンスを上げるためには、生徒から評価されることが大事。

それは過大評価でもよくて、本当に権威があるかどうかはあまり関係ない。

 

具体的には

「このくらいは知っておいたほうがよいよ」
「このへんはマニアックだから別に知らなくても大丈夫」

ということを伝える。

 

これは「こんなに勉強しても遥かに遠い世界があって、どのくらい遠いのかよくわからないのだよ」という「世界の広さ」を示すことになるそうだ。

研修医にここまで知っておこう、ここからは知らなくていいよ、みたいな境界線を示す。

これを外の世界がすかして見えるように意図的にやるわけです。

そして、広大な世界をちら見してもらってから「君はここまでやっておけばよいのだよ」と鷹揚にのたまうのです。

 

見果てぬ地平を見てきたんだよ、という大人の余裕を感じさせて権威を示そうという試みである。

これによって教育のパフォーマンスが上昇する。

 

要はどれだけさりげなく知識をひけらかせるか

これがわざとらしいと自慢げになってウザいだけ。

何事においても大切なことである。

(>>見返りを求めていない?「さりげない気遣い」が好かれる理由

こういう手法で皮膚科医の権威を示せればうまくいくかもしれない。

 

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