ドクターショッピングを避ける工夫 軟膏編

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今回も転院患者の話。

「他の皮膚科で治りません」といって転院してくる患者は非常に多い。

その中には、実はきちんと軟膏を塗っていない人というのが一定数いるようである。

もう一度仕切りなおして、1週間しっかりと外用してもらうだけで治ってしまう。

ただこれは患者を責められない部分もある。

実際自分で塗ってみると分かるが、軟膏を塗るのはとても面倒だ。

治療効果をきちんと出すためには、外用を処方するだけではなくて外用のモチベーションを上げる工夫が大事である。

具体的な治癒までの期間を説明したり、再診日までに全部塗ってくるように指示したり。

(関連記事)

「お手軽、軟膏ローテーション療法」 外用のモチベーションを上げる方法
効果が同じ軟膏であっても、軟膏の変更で皮膚症状が改善するというデータがある。 「軟膏が変わることによって外用のモチベーションが...

また権威が治療の役に立つこともあると思う。

例えば教授の外来だと、何も言わずに処方だけしたとしても患者が有難がって外用する可能性が高い。

一方研修医や、クリニックのバイト医が軟膏を処方した場合、患者が真剣に塗ってくれないこともあるだろう。

皮膚科では同じ診断、同じ処方でも、処方する医師によって治癒率が違っているはずだ。

これを数値化できれば面白いと思うが無理だろうな。

どんな形であれ、患者にしっかりと外用させられる医者が名医である。

ドクターショッピングについて以下の記事にまとめました

皮膚科患者にドクターショッピングが多い理由
皮膚科の外来をしていると、「他院で治らない」といって受診する患者が非常に多い。 その理由は二つあると思う。 ...
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