ドクターショッピングを避ける工夫 帯状疱疹編

この記事が気に入ったらシェア

ドクターショッピングの多い皮膚科だが帯状疱疹の転院患者も多い。

よく言われるのが「薬を飲んだら悪くなった」である。

前日、皮膚科クリニックを受診して帯状疱疹と診断された。内服薬を処方されたが、症状が悪化したため病院を受診するというパターンだ。

これは当然のことで、帯状疱疹では抗ウイルス薬が効果を発揮するまでは数日かかる。

そのため内服を始めても数日間は症状が増悪することが多いのだ。

抗ヘルペスウイルス薬の作用はウイルスの増殖抑制であるため、効果発現までには2日程度を必要とする。

投与開始したら、数日以内に必ず受診してもらい、皮疹の状態の変化と副作用の有無を確認する必要がある。

先に述べたように、抗ヘルペスウイルス薬は即効性を示す薬剤ではないため、この時点では皮疹はまだ悪化しているのが通常である。

(本田まりこ:抗ヘルペスウイルス薬による治療のポイント) 

そこを説明できていないことが多いようで、心配した患者が他院へ転院してしまうようである。

帯状疱疹患者には「薬の効果がでるまで数日かかるので、その間は悪くなる」ということをしっかりと説明しておくことが、藪医者と思われないコツだと思う。

自分では十分に説明しているつもりでも、やはり悪くなったといって電話をかけてきたり、翌日受診したりする患者もいる。

知らないうちにウチから転院してしまっている患者も多いのだろう。

単純なことなのだが意外と難しいと感じている。

▼ドクターショッピングについては以下の記事にまとめました▼

皮膚科患者にドクターショッピングが多い理由
皮膚科の外来をしていると、「他院で治らない」といって受診する患者が非常に多い。 その理由は二つあると思う。 ...
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

この記事が気に入ったらシェア

地方の皮膚科医をフォロー

ブログランキング

▼ブログランキング▼

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ 

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告